ゴールデンウィーク明けの五月病は、実は「うつ病」かも…?

ゴールデンウィーク明けの五月病は、実は「うつ病」かも…?

5月といえば五月病…

2015年の日本では4月26日からゴールデンウィークに入ります。
家族や友だちと旅行やパーティーを開くという人は多くいます。
中にはゴールデンウィーク中は仕事という人もいるでしょう。

ゴールデンウィークが終わる時期は既に5月。
5月といえば『五月病』を連想する人もいるのではないでしょうか。

五月病は新人社員や大学の新入生などによく見られ、「想像していた環境と違った」など、新しい環境に適応できないことが原因でなる精神的な症状のこと。
他にも「目標を達成した解放感」からくることもあるようです。

一般的に5月のゴールデンウィーク明け頃から起こることが多いので、五月病という名称が付けられましたが、時期によっては六月病や夏休み後の九月病とも呼ばれています。
ですが、これらは正式な病名ではなく、きちんとした定義もありません。
医学的には精神疾患のひとつである「適応障害」と考えられています。

五月病とうつ病の違い

それでは、五月病とうつ病はどんな違いがあるのでしょうか?

基本的に五月病は、自尊心が保たれている状態で、仕事上手くいかない事の原因を会社や仕事、周囲の環境など、自分の周囲が悪いと思う傾向が強いようです。
例としては、「この会社が自分に合わない」「自分がやりたかったのはこんな仕事ではない」などといった感じです。
こうした一時的な精神状態は誰にでもあり、ある意味正常とも言えます。

一方、典型的なうつ病の場合は、「自分に能力がないからだ」「怒られるのは自分のせいだ」といったと自虐的な考えに陥りやすい状態です。
ささいなことでも気分が落ち込み、何もする気になれない、長期間に渡ってネガティブな精神状態にあります。

燃え尽き症候群(バーンアウト・シンドローム)

うつ病の他に、熱心に仕事などに打ち込んでいた人が、何の前触れもなくガス欠してしまったかのように無気力状態になってしまう状態のことを「燃え尽き症候群(バーンアウト・シンドローム)」といいます。
自分がこれが最善と信じてきた仕事や生活スタイル、対人関係など、期待はずれに終わったことによって精神的な疲弊が一気に重くのしかかった状態と定義されています。

文字通り、精神的に燃え尽きてしまっている訳です。
急に周囲の人たちに対して怒りや敵意を向けるようになったり、自己嫌悪や他人への思いやりといったことがなくなります。

うつ病ではないものの、ここからうつ病に発展する可能性もあり、燃え尽き症候群に陥る人はうつ病と同じく、仕事熱心な真面目な人に起きやすいです。

実はうつ病かも?

ゴールデンウィーク明け5月頃に、なかなかやる気がでない、気分が沈みがちな状態になると「五月病」だと思いがちで、じき治るだろうと軽く考えがちです。
しかし、五月病に似た症状が現れる「気分障害」ということもあります。

気分障害は、「うつ病」の他に、暗いうつ状態と明るい躁状態を繰り返す「双極性障害」、うつ病ほど深刻ではないものの2年以上の長期にわたって不調が続く「気分変調症」などがあります。

うつ病は、マジメな人ほど発症するといわれていますが、そうではない人でも発症することが近年の研究で明らかになってきました。

「非定型うつ病」はうつ病のひとつで、みんなで遊んでいるときは明るいのに、仕事中などではうつ状態になるという症状がみられます。

気分の浮き沈みが激しかったり、体調が優れない時期が続くようならもしかするとうつ病かも知れません。

精神疾患は治療の遅れが症状の悪化に繋がる可能性が高いです。
早期の抗不安薬や抗うつ薬の投与など治療で症状の改善ができます。

うつ病は、自分では気づきにくい病気。
自分では判断せず、医師に早期相談をしましょう。

五月病にならないためには?

完璧主義をやめる

マジメで何でも完璧を目指す人ほど五月病やうつ病にかかりやすく、自分の失敗をいつまでも引きずってしまいがち…。
誰にでも初めてはあるのですから、最初から100%を目指すのではなく、60%・80%程度出来れば上出来!と思うようにしましょう。

そんなことは自分の”プライド”が許さないという人もいるでしょう。
自身の行動に信念を持つことは良いことですが、そのプライドが足枷になることもあります。
自分で自分を追い詰めた結果、うつ病になったのでは笑い話にもなりませんよね。

時には妥協をすることも覚えましょう。

焦らない

周囲の環境に馴染めず、自分だけが取り残されてしまったような気持ちになるとどうしても焦りがちです。
しかし、焦っている時ほど失敗する可能性が高くなります。

“急がば回れ”ではありませんが、時には焦らず、流れに身を任せることも大事。
まずは落ち着いて過ごすことを考えましょう。

相談をする

人はひとりで考えているだけでは気分だけが沈みがちです。
時には誰かに相談することで気分も軽くなることもあります。

また、誰かに相談することで自分が何に対してストレスを感じているのか?など自身の分析に関する切っ掛けを見つけられるかも。
自分ひとりでは気付けないことも誰かに相談することで解決の糸口が見つけられるでしょう。

規則正しい生活

体調を崩す原因の多くが不規則な生活リズムです。
体調の悪い時ほどネガティブなことを考えがちです。

他にも食生活の乱れは体調を崩す原因のひとつ。
脳内のセロトニンという伝達物質が不足しているとうつ病や不眠症などの精神疾患に陥りやすくなります。

現代社会では周囲の環境や仕事によっては少し難しいですが、規則正しい生活と食生活に気を配ることで、気分障害などといった精神疾患になりにくい身体と精神を作ることができます。

また、神経伝達物質のひとつであるセロトニンの分泌量を安定させることで精神的に落ち着き、安眠を得ることができます。
睡眠不足でイライラしがちなのもこのセロトニン不足が原因です。

気分転換する

気分が滅入っている時ほど、何か行動を起こすことがおっくうになりがちです。
時には自分の好きなことをして、自分の時間を確保することが大事です。

気分転換というのは結構効くもので、気分をリフレッシュすることで新たな気分で物事に取り組みやすくなります。

上記に書いた”焦らない”ことと同じで、時には立ち止まって休息をすることも大事です。

うつ病をセルフチェック

「うつ病 こころとからだ」では、うつ病のセルフチェックができます。
うつ病のさまざまな症状を考慮して作成されたもので、病院に現在の症状を記録して持っていくと、診察の参考にすることができます。

全部で18個の設問があり、“いいえ”、”ときどき”、”しばしば”、”つねに”の4つから選択します。
全て選択し終わるとセルフチェックの結果を知ることができます。

もし、うつ病と診断された場合は、チェックリストを印刷するなどして、受診に持っていきましょう。

大人だけじゃない

近年では、子供のうつ病も増えいます。
LINEによるいじめや、親の離婚、学校生活など、子供も様々なストレスを日々受けています。

“悲しい”、”つらい”、”暗い”といった、大人のうつ病とは違い、子供のうつ病は“イライラ”を感じたり、落ち着きがなくなる、話をしなくなる、集中できなくなるといった症状が出てきます。
体調面でも長期にわたって食欲増加・減退、体重増加・減少、不眠症や過眠症などの症状が出てくるようになります。

そんな状態が2週間以上続いているようであれば、診察を受けましょう。

うつ病は病気です

気分障害など、うつ病や精神疾患は自分では気付きにくい病気です。
気合いを入れれば治る!と考える人も少なからずいるため、五月病だと思っていたら実はうつ病だったという潜在的なうつ病を抱える日本人は多くいます。

うつ病を発症するということは身体が「これ以上無理をするな!」という危険信号を発してるということです。

もし、ゴールデンウィーク明けや長期休暇後にいつもと様子の違う人がいたら励ましたり怒ったりせず、話を聞いてあげましょう。

ひたすら聞き役に回り、相手の話を否定しないよう努める事が大切です。
【関連タグ】 | |
新着TALKS
F3_H1y_C1
pooolさん
2017/12/25readmore
F3_H2br_C2
お名前さん
2017/12/17readmore
F2_H2br_C2w
遠田 久素絵さん
2017/12/16readmore
F1_H1y_C3
新規野新規さん
2017/12/12readmore

page top