チョコレートの歴史について

チョコレートの歴史について

色々なチョコレート

皆さんはバレンタインデーの時期になると無性に甘いものが欲しくなりませんか?
バレンタインデーにあまり関心がない人でも、この時期は色々なチョコレートが発売される時期なので、チョコレート好きは目を光らせている頃でしょう。

義理チョコ用のチョコレートや色々な形をしたチョコレートなど普段ではあまり見かけないチョコレートが発売され、バレンタインが終われば安くなるので、おやつの買い溜めをする人もいるのでは?

日本では誰もが気軽に食べられるお菓子のチョコレート。
今回はそのチョコレートの歴史について調べてみました。

チョコレートの歴史

元々は薬用

チョコレートはメソアメリカ(現在のメキシコ南部、中央アメリカなどの地域)で生まれました。
アメリカの先住民達はカカオの粉末を磨り潰し、水や湯に溶かしたものにバニラ唐辛子を混ぜて飲んでいたようです。

そのカカオの液体は高貴な来訪者をもてなしたり、暑さや寒さなどが和らぎ、唐辛子を大量に入れることで胃腸を快調にするとのこと。
また、肌に貼り付けることでカタルという病気の予防にも活用していました。

16世紀のスペイン人のイエズス会神父によると、「非常に不快な味のするカスや泡があり、体験したことがないほど気分が悪くなる。」“History of Chocolate”に書き残しています。

ヨーロッパに伝わり、改良された

ヨーロッパにこの液体が伝わると人々は唐辛子を外し、砂糖や牛乳を入れて甘くなるように手を加えました。
チョコレートといえば飲み物を意味し、現在のアメリカでの「ホット・チョコレート」と言えば日本で言うところの「ホット・ココア」飲料を意味します。

長い間、飲み物として愛用されてきたチョコレートはココアバターが入っているためあまりにも濃厚で、デンプンなどの粉を混ぜて余分な脂肪分を中和し、チョコレートを飲む際には水がそばに置かれていました。

チョコレートがヨーロッパに伝わり、イギリス人が固形のチョコレートを考案するまでに長い年月が経っていました。

当初は薬剤師向けに作られていたチョコレート。
それを甘いものにしようとして生まれたのが「ミルクチョコレートドリンク」でした。

日本でのチョコレート

江戸時代

1617年にメキシコに渡った支倉 常長(はせくら つねなが)という伊達家の家臣が最初に薬用としてのチョコレートを味わった日本人と言われています。

1873年には岩倉使節団がフランス訪問中にチョコレート工場を見学し記録を残しています。

その後の1797年、長崎の著名な遊女町「丸山町・寄合町」の記録が残る「寄合町諸事書上控帳」によると、遊女がオランダ人から貰った品物の中に“しょくらあと”が記載されています。
当時の長崎の遊女は、オランダ人に様々な道具を貰っており、チョコレートもそのひとつだったようです。

1800年には、医療や動植物に造詣の深かった京都の広川獬(ひろかわ かい)が長崎滞留中に見聞したことを記した著書「長崎聞見録」に”しょくらあと”が紹介されました。

明治以降

1878年になると洋菓子・和菓子のメーカーの風月堂総本店がチョコレートやビスケットを発売しました。
当初は高級品だったチョコレートは1899年に、森永製菓や各メーカーのチョコレート産業参入により庶民の菓子として広がりました。
この時作られたのは、輸入原料チョコレートからクリームチョコレートが生産され、1904年にはクリームチョコレートの広告を新聞に出しました。

この5年後となる1909年には、日本最初の板チョコが生産・販売されました。

そして、大正以降になると現在の不二家なども参入し、チョコレート産業は大きな広がりを見せました。

第二次世界大戦以降

第二次世界大戦の影響により、カカオ豆・ココアバターの輸入は規制され、チョコレートの生産も中断されました。

主原料であるカカオ豆の輸入は途絶しましたが、チューリップや鉄砲百合の球根、決明子、落花生粕など国内の資源を使った代用チョコレートが登場するも大量生産や一般販売にまでは至りませんでした。

1946年になると、芥川製菓によってグルコースを原料にした代用チョコレートが登場し、大ヒットしました。
その後、カカオ豆・ココアバターは輸入自由化され現在に至ります。

代用チョコレート

現代人ではあまり馴染みのない「代用チョコレート」。
現在でも代用チョコレートは販売されており、「キャロブ」という材料が使われています。
日本では「いなご豆」で知られています。

そのキャロブのサヤの果肉部分を粉末状にしたもので、見た目も味もココアそっくり。

戦時中のドイツなどでは。焙煎したタンポポの根から作られたたんぽぽコーヒーが代用品として飲まれていました。
このような代用品は日本国内だけでなく、世界中で開発されました。

キャロブ

気になる「キャロブ」の味は、チョコレートに似た独特な味です。
砂糖を使用していないのに甘く、食物繊維、鉄分、カルシウム、ビタミン等が多く含まれています。

また、カフェインなども含まれておらず、元々が甘いので砂糖も使われていません。
そのためカロリーも抑えられており、食物繊維も入っているのでダイエット中の女性にも嬉しいお菓子です。

たまには苦いチョコレートもいかが?

かなり簡単にまとめましたが、チョコレートひとつとってもこれだけ長い歴史があります。
現在でも軍事食料として重宝されるほどチョコレートは栄養価が高く、マヤ文明文明の時代ではカカオを貨幣として利用していたようです。

甘いチョコレートも良いですが、苦いチョコレートを食べて、チョコレートの歴史に思いを馳せてみてはどうでしょうか?
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