ハロウィンとお盆の違い

ハロウィンとお盆の違い

ハロウィンとお盆

欧米では『ハロウィン』が日本のお盆にあたるという話をしてきました。

ハロウィンは、古代ケルト人が行なっていた「サウィン祭」がルーツになっており、この祭りは収穫祭でありながら、悪霊や死者が街をさまよい悪事をはたらく日でした。
古代ケルト人はその悪霊から身を守り、鎮めるために焚き火を焚き、収穫した作物や動物をささげていたとされています。

サウィン祭は、やがてハロウィンへと変化していき、様々な文化の名残から人々はその日に仮装を行うようになりました。

それではハロウィンと日本のお盆、それぞれ違いを比べてみましょう。

サウィン祭・ハロウィンとお盆の違い

ハロウィンは収穫祭

まず第一に、サウィン祭は新年を祝う前夜祭にあたり、収穫祭です。
また、悪霊や死者が蔓延り、それらを鎮めるための祭りでもあります。

お盆は、ご先祖様がこの世に帰ってきて、私たち生者と共に過ごすと言われています。
サウィン祭では死者が悪事を働く一方、日本のお盆は静かに過ごしているイメージがあり、死者を快く向え入れています。

死者が周囲にいる日を過ごすというところが類似していますが、ここに死生観などの文化の違いが見えてきますね。

お供え物

ハロウィンでは「ジャック・オー・ランタン」というカボチャの飾りものを作って、玄関に置きます。
これには魔除けの意味があると同時に、子供たちにお菓子を用意しているという意味でもあります。

一方、お盆ではをイメージしたナスの乗り物と、をイメージしたキュウリの乗り物が用意されます。
先祖の霊にキュウリの馬で早く帰って来て貰い、帰りは牛のナスでゆっくりと帰って貰うという意味が込められており、ジャック・オー・ランタンとは反対に、霊を招くために用意されます。

ハロウィンがお盆のようなものといっても、死者の霊に対する対応が違うことが伺えます。

子供が主役

ハロウィンでは子供が主役になっており、子供が仮装して、お菓子を貰うために街を練り歩きます。
大人は子供を出迎え、お菓子をあげる役割になっており、ハロウィンは子供が主役となっています。

お盆の方はというと、大人でも子供でもなく、死者である先祖の霊が主役になっています。
そのため、お盆の時期はお墓参りが重要視されており、お盆の時期になるとお墓の掃除をする人も多いです。

お盆だけはお墓参りに実家に帰省する人が多いのも、お盆という習慣が日本人に根付いていることの表れであるといえます。

追い払う

次に、サウィン祭では悪霊を払うため、焚き火を焚きますが、日本では盆踊りだったり、馬と牛に見立てたナスとキュウリを飾り、提灯に火を灯します。
この提灯の火は「あなたが帰ってくる家はここですよ」という目星の役割なのに対し、サウィン祭の焚き火では“悪霊を払う”という意味があり、ここでも霊に対する対応の違いが見られます。

日本で”悪霊を払う”という行事は、立春の前日である2月3日に行われる追儺(ついな)があります。
追儺は大晦日の宮中行事で”鬼を払う”という「節分」の元になったとされる行事があります。

似て非なるもの

最後に、サウィン祭は様々な文化が交じり合って現在のハロウィンに変化しましたが、日本も古来より様々な宗教や文化が交じり合って現在の行事ができてきました。
仏教の神様などを見てみると、その多くは他宗教から取り入れられた神様が多く、日本古来から存在する神様は意外と少ないのです。

こうして見ると、色んな文化や思想などが交じり合って、現在のハロウィンやお盆が形成されていったことが伺え、“ハロウィンとお盆は似て非なるもの”であることが分かります。

日本では

仮装を楽しむ日

ハロウィンは”収穫祭”と述べましたが、日本国内では一種のパーティーのような感覚で、何かに感謝したり、悪霊に怯えるといった雰囲気ではありませんね。
どちらかというと、皆で仮装して楽しむ日という意味合いが強く、お菓子や食品を製造している企業間でもそういったイメージが定着しているようです。

子供がお菓子をねだって家々を訪ねるということもないため、海外からは日本のハロウィンは少し変わっているように見えるようです。

カワサキ ハロウィン

日本国内で盛り上がる大規模なハロウィンイベントだと「カワサキ ハロウィン」が有名ですね。
神奈川県川崎市にある川崎駅東口商業エリア一帯を中心に、毎年ハロウィンの時期になると大規模なパレードが開催されています。

「キッズ・パレード」「ハロウィン・アワード(仮装コンテスト)」など楽しいイベントが盛りだくさんで、毎年チケットはキャンセル待ちが出るほどの人気です。
川崎市や商業組合が中心になって開催されるイベントなので安心です。

ハロウィンは、まとめて行う日

大雑把に言ってしまえば、ハロウィンは日本で言う「お盆、大晦日、正月、節分」をまとめて行う日で、なんだか忙しない日に見えてきますね。

「トリック・オア・トリート (お菓子か、いたずらか) 」というハロウィン特有のフレーズで子供たちはお菓子をねだりますが、日本では「子供は7つまでは神の子」と言われ、神様へのお供え物を食べても叱られなかったそうです。
昔は現在よりも平均寿命が短かく、死亡率が高かったところから”子供は神の子”と言われてきたのでしょう。

ハロウィンとお盆のように、似ているようで異なる日本の行事はまだまだありそうです。

リンク

カワサキ ハロウィン 公式サイト
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